スパンクレープ生地

縦糸 ポリエステル加工糸10デニール(100デニール糸を仮撚り加工後10分割して10デニールに)
横糸 ポリエステル100番単糸(綿より細いポリエステルわたを紡績して100番に)
染め加工 エアフロー染色 (縦糸方向に生地を引っ張らず 蒸気で布を押し込み縦糸をリラックス状態
で染める)
タテ、ヨコとも特殊な糸で織り上げた後エアフロー加工機で染めるので縦糸の物性により、
撚糸織物ではないのに独特のクレープ生地に仕上がっている。 この風合いを出すため
染色機の容量にあわせた 加工ロットが必要で一色12~30反になります。
試験反開発に成功した翌年からシャネルへ20反納品したと同時に韓国、中国へ輸出が
始まり年間1000反販売しましたか゛、国内販売はゼロでした。当時中国は行け行けドンドン
で日本製は日本国内りも高く売れた時代でした。売る自信があるから大ロットでも仕入れ
在庫できる。そういう時代でした。
日本では在庫は悪で少量生産、売る分だけ作るというわけで国内向けの本格生産は
無いままに終了しました。
ナチュラル志向の生地は長繊維よりも短繊維だろうとヨコイト紡績糸の織物開発に専念
してきた我が社の最後の開発品になりました。完成度は高いと自負しています。
もう作れない 今は在庫のみ、色数は少ないですが自信をもってお勧めの逸品です。
上海高級でデパート 日本品コーナーで

中国へ1000反輸出した翌年 上海出張の折デパートで探したらありました。
製品が、間違いなくうちの生地でした。 あれだけ売れれば デパートに無いわけないさ。
7折とラベルがついてますが3割引きか、7割引きかわかりませんでした。
2018-09-17 15:27:43
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