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サリーについて

サリーについて



インドの民族衣装のサリーはユニークな衣装で裁断縫製をいっさいせず幅112cmの生地を6~7m
体にまきつけて着ます。歴史的にも人口が多く階層も実にさまざまな国なので 大衆向きの綿から
絹など多種多様 マハラジャなどは金糸を使った豪華なシルク素材やさまざまな生地が使われています。
世界中のインド人が必要な衣装として生産地もインド以外にいろいろありましたが、サリー生地の条件として
顔の前を覆う場合があり織物の耳が必ず必要で新型の超自動織機では生産不可  80年代後半から一時期
北陸産地でちょっとしたエポックがありました。織物の流行には技術の進歩が根幹にあります。
ボリエステルフィルムに純銀を真空蒸着して黄色の顔料で着色すると寸分たがわぬ金箔のように見えます
それを0.28mmに長くスリットして金糸を作りこれをボ゜リエステルジョーゼットに織り込んでラメ入りジョーゼットが
北陸産地で流行りました。またまたその当時パソコンの勃興期ベーシックやMS-DOSといったOSで8ビットPCを
動かしていた時代です。ウインドウズなど及びもなくPCの新機種が年に数回も出るし5インチシートのフロッピー
ディスクの時代です
サリーは1枚の布をスカート部分を腰に巻いて肩にかけてさらに巻いて肩からなびくように垂らして着ます。
このスカート部分ん他に巻き上げる部分肩から垂らす部分それぞれを柄を変えて自動で織るためにPCを
織機に連動させようとつまり 腰に巻きつけるスカート部4m肩へ引き上げる部分2~3m 肩から垂らす部分
確かそれぞれに名称があり、サルワル、ドゥバタとか呼んでいましたがチェックやボーダーの柄を連続で変化
させるために 1リピートが6m にも及ぶ柄の指示は織機では不可能でコンピューターを織機に組み込んで
長い柄の指示を出してやるわけです。今考えるとおかしいほど面白い USB メモリーなど記憶媒体のない時代
PCから織機までデーターを送りこむのは当時のニンテンドーゲーム機のデータパックでした。今当時を振り返れば
パソコンもOS も周辺機器もすべて発明ホヤホヤの道具や環境でこれを利用してなにか新しいものを作りたいという
時代の空気が業界全体にあふれていたことです。まさにそれより一昔まえのアポロ月面計画では真空管の
コンヒ゜ューター積んでいたとかまったく同じ感じ とうじ、大阪出張の帰り特急雷鳥にのると必ずインド人の織物商
と行き会ったものでした。デザイン、ロットなど打ち合わせ商談に福井へ向かう業者達で商売したたか 太刀打ち
できませんでした 2年半ほどのブーム継続中にポリエステルのコンピューターサリーがインド本国のシルク手織り
サリーより高額だと知りこれはおかしいと思うまもなくブーム終了
技術進歩がいかに服飾文化史に影響をあたえたかの一例です。 インド人は中年になると太るのでサリーは
絶対必須で一人何十枚も持つといわれていましたがさすがに時代も変わり将来は普段着ではなく,礼装用
が多くなるようです。 この生地を見るたびに時代をかんじます。




 

2020-11-12 13:02:53

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